I want to enjoy the hiking forever

このサイトは、主に奥多摩の山々を歩いた記録で、時々低山での食事なども載せています。

古より伝えられている御岳山内道標の由来書きを見ながら、ビジターセンターまで歩く。2021/1/10

 禊橋を渡ると出だしの勾配は、この坂登るんかいなと思うくらい一瞬ためらってしまう。汗かきの私は、夏場になるとここまで来るまでに一汗かいて、滝本駅のベンチで水分補給したのち再び登り始めるのがいつものパターン。しかしこの時期は、体が温まり丁度いい感じでこの登りに立ち向かえるのでありがたい。
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くねくねした急勾配の道を、慌てずにゆっくりと進む。最初に出て来る古の指導標

ろくろっ首(07:01)

「ろくろ」は、細長い首が、左右に曲がっている、若い女性のお化けである。この付近の坂は急で、左右に蛇行(だこう)している。まるでお化けの「ろくろ」の首のように、曲がりくねっていることから、いつしか付近を「ろくろっ首」と呼ぶようになったと伝えられている。

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 何度も登っている道だが、今回は古の道導を見ながら登ってみた

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うまたてば(07:06)

「たてば」は、休憩所である。参道は坂道が続くため、かつては数か所で、馬や駕篭を休ませながら、山上へ進んでいた。「ろくろっ首」付近は、特に急な坂道である。上がり終わった「たてば」で、人はもちろんのこと、○○重い荷物を下ろして一休みし、元気を取り戻してから、山上へ向かっていた。

確かにこのコースの特徴を現した道標だと思う。昔の人はうまいこと名付けたものだ

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集落へ向かう車もうなりを上げながら登って行くのだから、人間ならなおさらだ

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左手には、ケーブルカーの線路が見えてきた。一服するにはちょうどいい場所。ケーブルが登って行く時間なら、ケーブル車内の人から、手を振って頂ければ嬉しいね

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 御嶽神社まで、2.8キロか

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おおまがり(07:18)

「うまたてば」を過ぎ、この付近まで来ると、参道は緩やかな勾配となるため、坂道の曲がり具合も、大らかな曲がりとなる。急な坂道を進んでいると、「おおまがりに着いたヨ」と言えば、後ろからついて来る人たちは、「楽になれる」安堵感を持ったと伝えられる。

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確かに、道は落ち着いた。

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道はくねくねとしているがフラットな道が少し続く

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なかみせ(07:26)

参道入口の禊橋(みそぎばし)と山上にある御師集落との、ほぼ中間の場所である。禊橋から約30分の距離で、付近は緩やかな坂道であることから、一休みをするには、都合が良い場所であった。かつては、小さな茶店も建っていたため、いつしか付近は「仲見世」と呼ばれるようになった。

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ケーブルカーの通過する高架線をくぐる。 

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だんごどう(07:28)

かつて団子堂と言うお堂があり、地蔵様(八大地蔵)が祀られていたと伝えられる。地蔵様が困らないよう、地蔵様の膝下には、参拝する人たちが、団子をお供えしたことから、いつしか団子堂と称されるようになったと伝えられる。現在も祠があり、新しい地蔵様が道中の安全を願っている。ベンチも一基あるので疲れたら一息つくにはいいかもしれないね

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これが新しいお地蔵様。重さはどれくらいあるのか分からないがここまで運ばれた方には敬意を送りたいと思ったがよくよく考えてみたら車でここまで来ることが出来たんでね

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神社まで2.1キロ

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 歩き始めの急勾配ではないが、緩やかな登りは続いた

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時折、御師集落にお住いの方の車とすれ違う。車の音を聞いたら山側に避けましょう

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じゅうやっくぼ(07:35)

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「じゅうやく」は漢字で書くと「十薬」「重薬」で、薬草のドクダミの別名である。「くぼ」は窪地である。この谷間には、薬として利用できるドクダミが、たくさん自生している場所であったことから、いつしか、「十薬窪」と呼ばれるようになったと伝えられる。

だいこくのお(07:36)

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漢字では「大黒の尾」と書く。禊橋を渡った場所からここまで、急な坂道が多かった。ここでは尾根を横切り、ここから先は勾配が穏やかな参道となることから、気を楽にして歩けるようになったのは「大黒様のおかげ」と感謝の意を込め、大黒様の尾根と称されるようになったと伝えられる。

あんまがえし(07:39)

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「あんま」さんは、現在の整体師である。かつては視力が弱い人たちの多くが就業していた。視力に恵まれなかったため、ほとんど平坦なこの付近を、御嶽神社の境内と間違え、付近で参拝してから引き返した「あんまさん」がいたとも伝えられる。このことから、いつしか付近を「あんまかえし」と呼ばれるようになったと伝えられる。

やまのかみ(07:40)

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禊橋を渡ったこの参道は、北側から御嶽神社へ向かう参道なので、北御坂と呼ばれている。山ノ神は、山に宿り、そこに棲むすべての生物を支配する、神霊の総称である。往来する人たちは、山地内での安全を、山の神に祈願する。

くろもん(07:42)

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江戸時代、それぞれの集落(街)の出入口には、夜間、外部からの訪問者を防ぐため、「黒門」は設けられ、番人が見張っていた。この場所は山上の御師集落(おししゅうらく)の出入口にあたるため、黒門が置かれていたと伝えられる。しかしながら、番人がいたかどうかについては、不明である。

くろもんからは最後のひと登りが始まる。ただ急な舗装道を登って来るよりも今日はこの由来書を見て歩いてきたせいか意外と早く着いた気がする。 

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第4コーナーを回って最後の登りに差し掛かる(笑)鞭が入って

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直線で切れ味鋭い末脚を爆発させるか・・・なわけないか

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左からケーブルカー到着駅へと続く道と合わさる

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御岳山ビシターセンター(07:45)

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今日はこの辺で

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Boo

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